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活火山、浅間山ならではの物件

クマが活動を始めた後、冬眠していた場所を訪ねています。斜面に生えた木の根の下、倒木の下、時には古い炭焼き窯の跡など、クマたちはさまざまな穴を使って冬を越していました。

浅間山麓に生息するクマの冬眠場所の特徴として、樹洞の少なさがあげられます。噴火の影響があり、かつて一帯が馬の放牧地として利用されていたことから山麓の森は若く、クマが入れる大きさの樹洞を持つ木はあまりありません。

一方で、しばしば利用されるのが岩穴です。溶岩流が冷えて固まった岩場にはすき間ができており、クマにとって良い物件になっているのです。

 

穴の中から撮った写真です。

この冬に大人のオスグマが使っていたこの穴は、奥行きが4m58cmもあり、ミズナラの落ち葉が敷きつめられていました。さぞかし寝心地が良かったのではないかと思われます。

玉谷

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