5月12日に、軽井沢町内で0才の子グマが保護されました。一晩様子を見ましたが、周辺に母グマの気配はなかったため、小型の発信器を装着して動向を見守ることにしました。
14日から15日にかけては川を横断し、16日にも林内を走る姿が確認されていたので、母グマと合流した可能性が期待されました。しかしその後、18日に死亡を確認しました。
母グマとはぐれてしまった0才子をこれまでに3回追跡したことがあり、いずれも1週間以内に死亡しました。やはり、自然界において0才子が独りで生きていくことは難しいようです。
死体の横でひっそりと咲いていたヒトリシズカが、子グマを弔っているように見えました。
玉谷