6月に入り、野鳥の森の遊歩道では、いたるところで「ミツバウツギ」の白い花が咲いています(1枚目の写真)。遊歩道を巡回した1日に、開花を確認した植物は以下の通りです。
草の花:ハルジオン、マムシグサ、オニタビラコ、クサノオウ、コンロンソウ、ユキザサ、クルマムグラ、ヒメヘビイチゴ、オオバタネツケバナ、ルリソウ、サクラソウ、ムラサキケマン、ハルザキヤマガラシ、クワガタソウ、ヤマハタザオ、セイヨウタンポポ、シロバナエンレイソウ、ホソバノアマナ、ミツバツチグリ、ササバギンラン、タチツボスミレ、タニギキョウ、ツボスミレ、キクムグラ、タチカメバソウ、ハシリドコロ、ウワバミソウ、ヘビイチゴ、カキドオシ、セントウソウ、マイヅルソウ(見つけた順)
木の花:トチノキ、サンショウ、ミツバウツギ、オニグルミ、フジ、ミヤマザクラ、ハナイカダ、チョウセンゴミシ、ニシキギ、ヤマグワ、クサボケ(見つけた順)
今、遊歩道の足元を飾っているのは、ピンク色の可愛いお花です。春に道端で見かけるオオイヌノフグリを、大きくピンク色にしたような「クワガタソウ」です。
クワガタソウ
黄色い「ヒメヘビイチゴ」も今が盛りです。ヘビイチゴとは違い、実が育っても赤くなりません。
ヒメヘビイチゴ
「ユキザサ」は多くの株がもう終盤ですが、咲き始めの株を見つけました。葉が笹のような形で、花の白を雪に例えました。
ユキザサ
青い色が美しい「ルリソウ」も、そろそろ花が終わりですが、まだ元気な株を見つけましたよ。つぼみの頃は、ピンク色をしています。
ルリソウ
森の中は、エゾハルゼミの合唱でにぎやかになってきました。爽やかな初夏の森を、セミの声を聞きながら、花を巡って散策してみてはいかがでしょうか?もうしばらくして梅雨に入ると、花の種類は一気に寂しくなってしまいます。
大塚