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実習を行いました

五月の晴れた日、中央動物専門学校のみなさんが軽井沢で野外実習をされました。


電波発信器を付けたクマの位置を、アンテナと受信機で探ります。姿を見ることはめったにありませんが、クマは意外に身近な野生動物なのです。

 


電波発信器を付けるためにクマを捕獲するわなです。内側の表面が滑らかで、外が見えないために、クマが暴れたり傷ついたりすることはあまりありません。体重計の上に載せて重さを量り、そこからわなの分を差し引いてクマの体重を推定します。

 


割り出した体重をもとにして麻酔薬の量を決め、吹き矢で薬を投与します。吹き矢にこだわりを持っていらっしゃる方もいますが、安定した性能を発揮させることが筆者には難しく、もっぱら麻酔銃に頼っています。

 


トウモロコシ畑や養蜂場を野生動物から守る電気柵の威力を体験しました。電気は身体を通してワイヤーから地面に流れます。ゴム底の靴を履いている私たちでもバチッと来ますので、裸足の動物たちが受けるショックは相当なはずです。

 


野生動物対策ゴミ箱は電気柵と並んで「誘引物」をクマに触れさせないための工夫で、年間に100件以上発生していたクマによるゴミ荒らしを0件にした立役者です。クマには開けられないしくみの取っ手を採用しています。

 


さすがにドッグトレーニングも勉強されているみなさんです。ベアドッグ(クマ対策犬)の登場に目が輝き、たくさんの質問が出ました。

みなさんは主に愛玩動物について学んでいるとうかがいました。今日は野生動物、使役動物と、別の形での人と動物のかかわりを実感していただけたのではないかと思います。

玉谷