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トンボも夏から秋へ

8月も終盤となり、軽井沢は秋風を感じる季節となりました。ピッキオ前のケラ池では、オオアオイトトンボが盛んに羽化しています。これからしばらくは森で過ごし、秋が深まった頃に産卵のため、ケラ池に戻ってくるのです。

 

羽化直後のオオアオイトトンボ

 

赤トンボの仲間も、ケラ池周辺で目に付きます。羽化直後の若い赤トンボは、黄色〜オレンジ色の体色をしています。

 

若いナツアカネ♂

 

ナツアカネのオスは性成熟すると、顔面や複眼まで赤色に変わります。垂直にぶら下がるように止まっているのは、休息している時です。活動中は、枝先や葉の上などに、覆いかぶさるように止まります。

 

若いマユタテアカネ♀

 

マユタテアカネは小柄な赤トンボで、額に黒い「眉斑」があるのが特徴です。オスは性成熟すると、腹部が鮮やかな赤色になり、水辺の草に止まってなわばりを占有する行動をとります。ケラ池では、すでに赤くなったオスの姿も見られます(下の写真)。

 

マユタテアカネ♂

 

翅の先が茶色い赤トンボも見つけました。このような翅を持つ赤トンボは日本に4種類いて、ケラ池でよく目立つのはリスアカネです。

 

リスアカネ♂

 

他に今の時期のケラ池では、夏のトンボであるオオルリボシヤンマやタカネトンボが見られるのですが、水面上を飛び回るばかりで止まってくれないので、なかなか写真には収められません。これらの2種類は、9月になると次第に姿を消していきます。トンボの世界も、夏から秋へと移り変わっていきます。

大塚