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野鳥調査情報(2020年5月18日)

5月18日、毎月恒例の鳥類調査を実施しました。この日は曇り空で、時々ポツポツと雨が落ちる天気でした。しかし薄日が射す事もあり、結局は濡れずに帰ることができました。今回の調査で確認した野鳥は以下の通りです。

キジバト(声)、ツツドリ(声)、ノスリ、フクロウ(声)、コゲラ、アカゲラ、アオゲラ(声)、サンショウクイ、ハシボソガラス、コガラ(声)、ヤマガラ(声)、ヒガラ(声)、シジュウカラ(声)、ヒヨドリ、ウグイス、ヤブサメ(声)、エナガ(声)、メボソムシクイ(声)、センダイムシクイ(声)、メジロ、ゴジュウカラ(声)、ミソサザイ(声)、クロツグミ、コルリ(声)、コサメビタキ、キビタキ、オオルリ(声)、キセキレイ(声)、カワラヒワ(声)、イカル(声)、ホオジロ、ノジコ(声)、計32種類

木の葉が茂ってきたこともあり、声だけでの確認が増えてきました。特にカラ類を見なかった!たまたま近くに来なかったと言えばそれまでですが、個体数が多いだけにあまりない出来事です。

今回のトピックとしては、「チョチョチョリ・チョチョチョリ・チョチョチョリ」と(私には)聞こえるメボソムシクイのさえずりを確認したことです。標高1000mほどの軽井沢野鳥の森は通り過ぎ、さらに高い亜高山帯で繁殖する野鳥です。一昨年の調査でも、やはり5月中旬に確認しています。渡りの時期としては少し遅く感じますが、亜高山帯はこれから芽吹きですから、今頃の通過で丁度良いのでしょうね。

また珍しく、ハシボソガラスが森の中に入ってきました。3羽が騒ぎながら飛んできたので双眼鏡を向けると、おでこがハシブトガラスのように膨らんで見えます。頭の羽毛をめいいっぱい立てているのです。「喧嘩かな?」と双眼鏡を他の個体に向けると、なんと1羽はノスリでした。そういえば、小瀬林道沿いにハシボソガラスの巣があって、ヒナが大きくなっています。きっとその巣に接近したノスリを、夫婦揃って追い払っていたのでしょう。

 

アカゲラ

 

いつものようにカメラを担いで歩いていたのですが、調査中に撮影できたのはこのアカゲラだけ。地面の苔むした倒木で、虫を探していました。キツツキらしくない姿勢ですが、アカゲラは意外なほど地面でよく見ます。

調査を終えて戻る途中、沢で水浴びに来る野鳥を待ってみました。天気が多少悪くても、野鳥たちは水浴びするのです。不意にコガラが、目の前の枝に止まりましたよ。

 

コガラ

 

この後、予想通り沢に降りて水浴びし、私の足元でしばらく羽繕いしていました。そこは近すぎて撮影できず・・・。キビタキのメスも水浴びに降りてきて、その後を追うように、若いオスもやってきました(1枚目の写真)。このオスは水浴びをするでもなく、メスを追って飛び去りました。メスへのアプローチに忙しく、自身の事は後回しなのでしょうか?

ケラ池まで戻ってくると、ヒガラのペアが降りてきました。1羽は口に獣毛をくわえています。巣材を運んでいるようです。行き先を目で追うと、すぐ近くの巣箱・・・ではなく、岸辺の石垣に姿を消しました。石垣の隙間に巣を作っているようです。待っていると、石垣から出てきて枝に止まりましたよ。

 

ヒガラ

 

くちばしに糸くずが付いたままですね。ヒガラはシジュウカラと同じように、穴の中に苔を敷き詰め、その上に獣毛などで産座(卵を抱くくぼみ)を作ります。つまり巣作りも仕上げ段階ということです。これから産卵となるわけですが、石垣の隙間はヘビにも狙われやすい場所です。無事に子育てが進むと良いですね。

大塚