軽井沢も秋めいてきましたよ
軽井沢もようやく涼しくなってきました。今年は秋の訪れが遅いように感じますが、それでもマムシグサの実は赤く色づいてきましたよ(1枚目の写真)。
9月28日に軽井沢野鳥の森の遊歩道を巡回しました。その時に開花を確認した植物は以下の通りです。
草の花:ユウガギク、メナモミ、ムラサキツメクサ、ハキダメギク、シラネセンキュウ、ナギナタコウジュ、ハナタデ、ナンテンハギ、トネアザミ、セキヤノアキチョウジ、ミツバフウロ、ヤクシソウ、アメリカセンダングサ、コシオガマ、ヤマハッカ、シロヨメナ、ミヤマタニソバ、サラシナショウマ、ミゾソバ、セイタカトウヒレン、フシグロセンノウ、ヤマゼリ、ツリフネソウ、キツリフネ、ヤマトリカブト、カワミドリ、ダイコンソウ、ゴマナ、ウド、アキノキリンソウ、キツネノボタン、キオン、ホソバガンクビソウ、ノブキ、ヒメジョオン、メマツヨイグサ、オミナエシ、オオバショウマ、シラネアザミ(見つけた順)
木の花:なし
花の種類はまだ多いのですが、秋の花も盛りを過ぎてきました。ピッキオのすぐ裏手では、コシオガマが咲いているのを見つけることができました。秋に石ころだらけの荒地のような場所で咲く花です。昨年の台風19号で崩れた斜面に、ひっそりと咲いていました。
アザミの仲間も、秋の野を彩る花です。トネアザミの花に、クチナガガガンボの仲間が群れていました。長い脚を屈伸運動のように動かして、アザミの花に長い口を差し込みます。アザミの花は、筒状の小さな花が束になって形作られています。その小さな筒の奥まで長い口を差し込んで、蜜を吸っているのです。
夏の花はほとんど終わったのですが、時々、季節外れに咲いている株が見つかります。おそらく成長途中で食べられたり折られたり、何らかの理由で花を付けられなかった株が、つぼみを作り直して遅れて花を咲かせるのでしょう。その再生力とど根性には感服するのですが、さて、無事に実を結ぶことはできるのでしょうか?写真のフシグロセンノウが待ち望んでいる花粉媒介者は、アゲハチョウの仲間。夏の間はよく飛んでいましたが、しばらく姿を見ていません。何か他の虫が代役を務めてくれると良いのですが・・・。
アゲハチョウではないですが、エゾハタザオの茎にチョウのサナギを見つけました。スジグロシロチョウ(ヤマトスジグロシロチョウ?)のサナギです。緑色の草の茎に緑色のサナギ。おそらく今年中にチョウに羽化するサナギでしょう。
・・・と、思うのですが、花はどんどん少なくなってしまうのに大丈夫でしょうか?
さらにその子供のアオムシが食べる葉は残っているのでしょうか?
それともこのまま冬を越す?エゾハタザオはこれから枯れますし、枯れ草の中で緑色のサナギは目立ってしまいますが・・・。
将来が不安なサナギです。
大塚