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野鳥調査情報(2020年10月16日)

10月16日、毎月恒例の鳥類調査を実施しました。朝のうちは曇っていましたが、次第に晴れて良い天気になりましたよ。確認された野鳥は以下の通りです。

コゲラ、アカゲラ、アオゲラ、カケス、ハシブトガラス(声)、コガラ、ヤマガラ(声)、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ(声)、エナガ、メジロ(声)、ゴジュウカラ(声)、ミソサザイ(声)、カワガラス、クロツグミ、マミチャジナイ、キビタキ(声)、キセキレイ(声)、アトリ(声)、マヒワ(声)、イカル(声)、ホオジロ、計23種類

野鳥たちは秋の渡りの季節を迎えています。今年初めて、冬鳥のアトリとマヒワの声を聞きました。毎年この時期に渡りの途中で立ち寄るマミチャジナイは、ミズキの梢で実をついばむ姿が観察できました。クロツグミも同様に、梢で実を食べる姿が見られます。でも場所が高くて、まともな写真はなかなか撮れませんね。1枚目の写真のアオゲラは、見つけた時はヤマブドウの蔓から実をついばんでいましたが、枯れ枝に移ってしばらくほじくっていました。

 

コガラ

 

ミソサザイの沢では、カラ類の一群が水浴びに降りてきました。その中のコガラが写真を撮らせてくれましたが、足をよく見ると足環がついていましたよ。ここ軽井沢野鳥の森では、研究者によって野鳥の音声コミュニケーションが長年研究されています。1羽1羽に違った色の組み合わせの足環を付けて、行動を観察する際の個体識別に利用するのです。

その研究では、シジュウカラの鳴き声に意味があること、文法があることなどが証明され、海外でも高く評価されて一般向けの書籍でも紹介されています。森を歩いていると、時々この足環を付けたシジュウカラやコガラ、ゴジュウカラなどに出会います。気を付けて観察していると「あっ!この子、以前にも会ったことがあるぞ!!」なんてことがありますよ。

大塚

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