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ベニマシコ到着しました!

11月5日の朝は、とても冷え込みました。ケラ池の周囲では霜が降りていましたよ。枯れたフキの葉に降り積もったカラマツ、ハルニレ、クリ、イロハモミジなどの葉が、霜で白く縁取られていました。

標高1000mの軽井沢では、モミジの紅葉が盛りを過ぎつつあります。代わって今は、カラマツの黄葉が見事です。アカゲラ休憩所の前からは、カラマツ林の向こうに浅間山がそびえています。

 

浅間山とカラマツの黄葉

 

今朝の冷え込みで森の木々はずいぶん葉を落とし、先日まで声が聞こえていた夏鳥のキビタキやクロツグミは姿を消してしまいました。南の越冬地へと旅立ったようです。それまで梢を混群で移動しながら採食していることが多かったカラ類も、低い場所に降りてくる機会が増えたようです。シジュウカラが地面で、盛んに落ち葉をめくっていましたよ。

 

シジュウカラ

 

コガラも枯れたアザミにぶら下がりながら、種子を引き出していました。種子が採れると木の枝に飛び上がり、食べ終わると再びアザミに降りる行動を繰り返していました。

 

コガラ

 

陽が高くなると、日向はポカポカと暖かです。まだ生き残っていたアキアカネのメスが、紅葉したコナラの葉の上で体を暖めていました。あと何日、生き続けることができるでしょうか?

 

アキアカネ♀

 

アカゲラ休憩所の前に戻ってくると、草地の奥から時々「ピッポ」と声が響いてきます。冬鳥のベニマシコです。3羽ほどが茂みに紛れながら採食しているようでしたが、しばらく待っていると、そのうち1羽のメスがタラノキの上に乗りました。しばらく、タラノキの実をついばんでいましたよ。

 

ベニマシコ♀

 

森の中からはツグミの「キョキョッ」という声が響いてきます。時折上空から「チュィン」とマヒワの声が降ってきます。冬鳥の季節の到来です。

大塚

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