比較的暖かな日が続いていた軽井沢ですが、ここ数日、一気に寒くなりました。日中でも氷点下の「真冬日」です。ケラ池スケートリンクの天然氷エリアも結氷し始めましたよ。軽井沢野鳥の森の中にある「どんぐり池」は、地下水が水源のため凍りにくいのですが、それでも水面の半分ほどが氷で覆われました。
12月16日朝のどんぐり池
沢をのぞくと、水しぶきが飛ぶ岩や倒木の下には、つららが並んで下がっています。つららの先が水面に近付くと、流れに洗われるのか、それ以上長くは成長しません。その代わりに周囲に成長して先が太くなります。冬だけに見られる自然の造形です。
ミソサザイの沢にできたつららの列
沢沿いの斜面が崩れた小さな崖の下に、不思議な物体を発見しました。長さ3〜4センチはありそうな細長い氷の結晶が、山盛りに積もっているのです。
積もった霜柱?
どうやら崖の上で作られた霜柱がその下の地面に降り積もったようです。写真は部分のアップですが、全体ではかなりの量(バケツに1杯分くらい?)でした。陽があたればすぐに溶けてしまいそうな繊細な結晶です。この現象は今まで見た記憶がないので、おそらく様々な条件が揃わないと、見られないものなのでしょうね。
大塚