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冬はカラ類を間近に観察するチャンス

冬の軽井沢野鳥の森では、カラ類の混群によく出会います。群れと言っても、アトリやカワラヒワのように一緒に食事をして一斉に飛び立つ・・・といった感じではありません。個々に食べ物を探しながら、でも付かず離れず、何となく一緒に移動しているのです。

そんなカラ類の混群に出会ったら、じっと動かずに観察してみましょう。すると群れのメンバーが、次々と目の前に現れては、食べ物を探しながら通り過ぎて行きます。食べ物を探す場所は、種類によって傾向があります。シジュウカラは、冬になるとよく地面で落ち葉をめくっていますし、ゴジュウカラはもっぱら木の幹を上り下りし、樹皮や枯枝の割れ目をくちばしで探っています。

 

枯枝の先を探っていたゴジュウカラ

 

コガラは低木の枝を飛び移りながら、時に枝にぶら下がって細い枯枝をつついたり、枝に残った枯葉の隙間をのぞき込んだりして虫を探します(1枚目の写真)。そして立ち枯れた草や枯れ残った木の実から、小さな種子を取り出します。

草の実を手に入れたコガラが、目の前の細い枝に止まりました。口にくわえていた実を、器用に両足ではさんでおさえます。

 

草の種子を両足で押さえるコガラ

 

そしてくちばしで実をつついて、中身の種子を取り出そうとしています。

 

実から種子を取り出すコガラ

 

いつもはちょこまかと動き回るコガラですが、このような時は食べ終わるまでじっとしています。じっくり姿を見たり、撮影するチャンスですね。

森に木の葉が茂っている頃は、コガラもシジュウカラも高い樹冠で食べ物を探していることが多いです。きっと葉についている虫を探しているのでしょう。それが冬になり、木々が葉を落とすと、低い場所で食べ物を探すことが多くなります。森に1年中いるカラ類ですが、やっぱり冬の方が観察しやすいのです。

あ、でもヒガラに限っては、冬でも高い木々の梢で食べ物を探していることが多いですね。梢の細い枝先で、はたしてどんなものを探して食べているのでしょうか?

大塚