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野鳥調査情報(2020年12月24日)

しばらく続いていた冷え込みが少し緩んだ12月24日の朝。毎月恒例の鳥類調査を実施しました。確認された野鳥は以下の通りです。

コゲラ(声)、アカゲラ、カケス、ハシブトガラス、コガラ(声)、ヤマガラ、ヒガラ(声)、シジュウカラ、ヒヨドリ(声)、エナガ、ゴジュウカラ、ミソサザイ、ツグミ、ルリビタキ、キセキレイ(声)、マヒワ(声)、ベニマシコ、イカル、ホオジロ、計19種類

森の入り口で、「ヒョロヒョロヒョロ・・・」とルリビタキのさえずりが聞こえてきました。冷え込みが緩んだと言っても氷点下。とても春を思わせる気候ではないのですが・・・。姿を探すと、高い枝に止まってさえずっては、ツタウルシの実に飛びついて食べていました。青い成鳥のオスでしたよ。

どんぐり池の近くでは、イカルの群れに出会いました。「ピュルルル」という羽音に視線を向けると、地面近くから次々飛び上がります。どうやら低木のミツバウツギで実を食べていたようです。そのまま今度はツタウルシに群がって、しばらく実を食べていました(1枚目の写真)。大きなくちばしで「パチパチ」と実を割って食べる音が、かすかに森に響いていました。

階段を登りきった先では、「チチチッ」と鳴きながら、ホオジロがノリウツギの茂みに飛び込みました。声を頼りに姿を探すと、混んだ枝の隙間から、むこうもこちらをうかがっていました。

 

ホオジロ

 

アカゲラ休憩所の前に広がる草地では、ベニマシコの声が響いていました。姿をチラッと現したのは、また茶色いメス。今年は赤いオスを見ることが、まだできていません。

約3時間で調査終了。この日はカラ類があまり群れていなかったこともあり、確認できた個体数は少なめでした。また、先週チラッと声を聞いたレンジャク類には出会えず。もう抜けてしまったのかと思いましたが、調査の最後の最後で上空から「ヒ〜」という声が降ってきました。姿は見られませんでしたが、まだ周辺に滞在しているようです(追伸:翌日30羽前後のヒレンジャクの群れに遭遇しました)。

大塚

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