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夏鳥渡来状況2021

夏鳥がなかなか増えない今年の軽井沢野鳥の森。それでもこの数日で、徐々に賑やかになってきました。5月1日現在の、夏鳥の初認状況は以下の通りです。

4月11日 クロツグミ

4月16日 サンショウクイ

4月19日 ヤブサメ

4月21日 センダイムシクイ

4月22日 コサメビタキ

4月23日 オオルリ、キビタキ

4月25日 コルリ

4月28日 ツツドリ

5月 1日 エゾムシクイ

ノジコがまだ確認できていませんが、そろそろ見られるようになるでしょう。夏鳥の数がなかなか揃わない一方で、植物の生育は早く、すでにオオヤマザクラが散り始め、低木の芽吹きが始まっています。野鳥を見るにはあまり良くない条件ですね。5月1日の午前中、カメラを持って森に入りましたが、ゆっくり相手をしてくれたのはヤブサメくらいでした。

 

ヤブサメ

 

コルリやオオルリに出会えた方もいらっしゃったようですが、私はタイミングが合わずじまいでした。天気も下り坂ということでピッキオまで戻ってくると、ケラ池にヒタキたちが集まってきましたよ。水面から羽化するカゲロウやユスリカを狙いに来ていたようで、盛んにフライングキャッチを繰り返していました。

 

小雨降る中のコサメビタキ

 

一番多いのはコサメビタキです。餌場の取り合いでしょうか?時折「ジジッ」と鳴きながら他の個体を追いかけていました。

 

キビタキ♂

 

胸の黄色が美しいキビタキも、時折やってきます。キビタキ同士が池で出会うと、やはり追いかけ合いに発展します。「ヒッ・ヒッ・ヒッ」「ブブブブ」と賑やかです。

 

オオルリ♂

 

朝には梢でさえずっていたオオルリも、ケラ池まで降りてきました。でもすぐに飛び去ってしまい、良い写真は撮れませんでした。とりあえず青くは写りましたよ。

そして茂みの中から、聞きなれない声が聞こえます。「なんだろう?」と探してみると・・・。

 

ソウシチョウ

 

なんと軽井沢野鳥の森では滅多に見ることがない、特定外来生物「ソウシチョウ」でした。さえずりは聞かないのでたまたま通過した個体かもしれませんが、今後定着してしまうのか、ちょっと気になりますね。

大塚

 

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