梅雨時の花々
今年の軽井沢の梅雨は、日中は雲の隙間から青空がのぞき、午後から夕立のような雨が降ることが多いです。梅雨はしとしと降るイメージなのですが、何か熱帯のようですね。それでも花の季節はしっかり巡り、今は梅雨ならではの花が咲いています。
まず1枚目の黄色い菊はサワギクです。ひょろひょろと伸びた茎の先に、小さな黄色い菊の花がいくつも咲きます。軽井沢野鳥の森にこの花が咲くと、梅雨の到来を実感します。
6月25日に確認した開花植物は以下の通りです。
草の花:ヒメジョオン、ダイコンソウ、アカショウマ、ウマノミツバ、キツリフネ、サワギク、クルマムグラ、ヘビイチゴ、ヒメヘビイチゴ、オニタビラコ、ヤマジノテンナンショウ、カルイザワテンナンショウ、オオバコ、ミゾホオズキ、ハルジオン、クサノオウ、タニギキョウ、ヤマブキショウマ、ウワバミソウ、クワガタソウ、キタマムシグサ、エゾノタチツボスミレ
他にヤエムグラ属と思われる花が2種類あるのですが、私にはどうにも種類が判りません。小さすぎてよく見えないし・・・。
木の花:エゴノキ、ハシドイ、サルナシ、ミヤマイボタ、シモツケ、ノイバラ、ニシキウツギ、カンボク、コゴメウツギ
最後の3種類はほぼ終わり。木の花は夏前にほとんど咲き終わるのですが、花期が短い種類が多く、特に樹冠部はよく見えないので、気付かずに見損ねている種類も多いはずです。
シモツケの花も咲き始めました。ピンク色の花の中央から、くるくる巻かれた細いおしべが徐々に伸びていきます。すると全体がモシャモシャになって、桜でんぶを連想させます(私だけ?)。
夏の遊歩道脇を飾るダイコンソウも咲き始めました。大根に似ているのは春先のロゼットなので、今は見る影もありません。
スミレの仲間で最後まで咲いているのが、このエゾノタチツボスミレです。・・・まだ咲いてました。
春の花はほぼほぼ姿を消し、これから夏の花の季節がやってきます。
大塚