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へんな虫たち

夏も終わりに近づく8月27日、環境省から委託を受けた「鳥獣保護区管理員」の業務として、「軽井沢野鳥の森」の遊歩道を巡回しました。ゴミ拾いや遊歩道に伸びた枝を払いながら歩いていると、ふと見た枝に、奇妙な姿の虫を見つけましたよ。ハネナガウンカの仲間です(1枚目の写真)。この写真だけではよくわからないのですが、マエグロハネナガウンカでしょうか?

ウンカはセミを小さくしたような昆虫です。普通はセミと同じように、翅を腹部の上に屋根型に畳んでいます。しかしハネナガウンカの仲間は、翅を垂直に立てているので、横や後ろから見ると「お尻丸出し」です。どうしてこんな姿なのでしょうね。

 

オオコシアカハバチの幼虫

 

ミツバウツギの葉に、オレンジ色のトゲトゲがあるイモムシを見つけました。ハバチの幼虫のようです。調べてみると、オオコシアカハバチでした。ハバチの幼虫は、脅かすと丸くとぐろを巻くことが多いです。ちょっと葉っぱを指で揺らしてみましょう。

 

くるん!

 

はい、丸くなりました。

この動作、天敵から身を守るのに役立つのでしょうか? 私には意味がわかりません。

ところで、ハバチの幼虫は黒いつぶらな瞳をしていて、カワイイ顔をしたイモムシが多いです。そこで正面からアップを撮影してみました。

 

モキュッ!

 

さて、どうでしょうか?

 

遊歩道を歩きながら、咲いている植物も記録しました。最後にリストを載せましょう。いつものように、目についた順番でメモしています。

草の花:ミズヒキ、コバギボウシ、フシグロセンノウ、ツユクサ、キツネノボタン、ダイコンソウ、チヂミザサ、ミツバフウロ、トネアザミ、ノブキ、オオブタクサ、キンミズヒキ、ユウガギク、ヒメジョオン、シデシャジン、ヤブマメ、ヤマハッカ、シシウド、ゲンノショウコ、イタドリ、ツリフネソウ、アカツメクサ、セキヤノアキチョウジ、ソバナ、ヒヨドリバナ、ナンテンハギ、ハナタデ、ミゾソバ、キバナアキギリ、ムカゴイラクサ、ヤマゼリ、ノコンギク、イヌトウバナ、オトコエシ、ミヤマタニソバ、オオバコ、ハエドクソウ、アマチャヅル、ミヤマヤブタバコ、クサコアカソ、ヌスビトハギ、シラヤマギク、キオン、ヤマニガナ、キツリフネ、シラネセンキュウ、ホソバガンクビソウ、サラシナショウマ、ウド、クサボタン、ハンゴンソウ、シロツメクサ、ススキ、メマツヨイグサ、オミナエシ、シロヨメナ、ミズタマソウ、イワアカバナ、ヤマジノホトトギス

木の花:ヤマハギ、タラノキ

まだ咲き残っている夏の花と、咲き始めた秋の花で、花の種類がとても多い季節です。

大塚

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