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野鳥調査情報「2021年9月16日」

軽井沢は9月に入り、ぐずついた天気が続いています。気温も下がり、残暑は何処へやらといった感じです。毎月恒例の鳥類調査を実施した9月16日も、朝からどんよりとした曇り空でした。森の中を歩くと、しんと静まりかえって、なかなか野鳥に出会いません。時々カラ類の混群に遭遇すると、ホッとすると同時に、木の葉に紛れた姿を追うのに苦しめられます。

そんなこんなで確認した野鳥は、以下の通りです。

カルガモ、コゲラ、カケス(声)、ハシブトガラス(声)、コガラ、ヤマガラ、ヒガラ(声)、シジュウカラ、ツバメ、ヒヨドリ(声)、ウグイス(声)、エナガ、メジロ、ゴジュウカラ、ミソサザイ(声)、オオルリ、キセキレイ(声)、イカル(声)、ホオジロ(声)、ガビチョウ(声)、計20種類

今月も声だけで確認した種類が多いです。ウグイスは笹鳴きと呼ばれる「ジャッ・ジャッ」と聞こえる声が、ガビチョウは「ジェッ・ジェッ」と聞こえる声が、茂みの奥から聞こえてきました。ミソサザイは沢沿いで一声だけ「チャッ」と声を発したので確認できました。カケスの「ジェー・ジェー」という声も聞こえてきます。さえずりを聞いたのは、ヒガラとメジロだけでした。

姿を見つけた野鳥たちも、樹冠の高い場所にいることが多く、調査中は写真を撮影するチャンスがありませんでした。調査終了後、沢沿いの道を歩いていると、タイミングよく数羽のヒタキ類が沢に降りていました。最初に目に入ったのは黄色が鮮やかなキビタキのオスでした。しかし手前にも何かがいます。カメラを向けると、頭は茶色ですが、肩から腰、尾羽までが青い色をしています。結局、撮影できたのはこの個体だけ。今年生まれたオオルリの若いオスでした。

彼らは10月頃まで軽井沢野鳥の森に滞在し、冬を前に東南アジアへと旅立っていきます。そして来年の4月下旬頃、頭のてっぺんから尾羽の先まで瑠璃色に輝く姿となって、ここに帰ってくるのです。それまでには幾多の危険が待ち構えていることでしょう。無事の帰還を祈るばかりです。

大塚