ACCESS

春のチョウが増えてきました

暖かくなって、飛んでいるチョウの種類も増えてきました。成虫越冬のタテハチョウやテングチョウだけでなく、幼虫やサナギで越冬して早春に羽化するチョウたちも、姿を見るようになりましたよ。1枚目の写真は、どんぐり池の岸辺で吸水するスギタニルリシジミ。春にだけ、姿をあらわす森のチョウです。

 

スギタニルリシジミ

 

野原で見かけるルリシジミに比べると小さく、翅の裏が少し暗い灰色をしています。春早い時期に活動するからでしょうか?胸や脚の付け根がフサフサとした毛で覆われていますね。

吸水している間は翅を閉じているのですが、飛び立つと表面の青い色がチラチラと見えます。でも地面に舞い降りると翅を閉じてしまうので、青い姿を写真に写すことができません。そこで飛び立つ瞬間をデジタルカメラのプリキャプチャー機能(シャッターを切った瞬間から遡って連写した画像を記録する機能)で撮影してみました。

 

スギタニルリシジミの飛翔

 

飛び立った後、どっちの方角に飛んでいくかはチョウ次第。しかもほんの数コマで画面から出てしまうので、何度か試してもなかなか上手く写りませんでした。でも何とか、翅が開いてそこそこピントが合っている写真が撮れましたよ。スギタニルリシジミ特有の、ちょっと渋めの瑠璃色がしっかりと写りました。

スギタニルリシジミは、トチノキの花芽に産卵し、幼虫はつぼみを食べて育つそうです。そしてサナギになると、翌年の春まで長い休眠に入るのです。

 

ミヤマセセリ

 

小さな茶色いチョウが地面に止まりました。落ち葉に紛れて見つけにくいのですが、飛び立ってもしばらく見ていると再び近くの地面に降り立ちます。なわばりを張っているオスのようです。そっと近づくことができましたよ。やはり春にだけ姿が見られるミヤマセセリです。

地味なチョウですが、前翅の青白い模様が綺麗ですね。ミヤマセセリの幼虫はコナラなどの葉を食べて成長し、冬の終わりにサナギになって春一番に羽化するそうです。

この日は他にも、スジグロシロチョウの仲間が飛んでいるのを確認しました。これからまだまだ、チョウの種類が増えていきますよ。

大塚

あなたのご支援が必要です。野生のクマを未来へ。あなたの力を私たちに貸してください。あなたのご支援が必要です。野生のクマを未来へ。あなたの力を私たちに貸してください。