野鳥調査情報「2022年11月14日」
軽井沢野鳥の森の紅葉も終盤となり、森の中はかなり見通しが効くようになりました。モミジやカラマツの色付いた葉がわずかに残る11月14日、毎月恒例の「軽井沢野鳥の森」鳥類調査を実施しました。1枚目の写真は、ミソサザイの沢で出会ったシジュウカラです。
森に入って少しすると、落ち葉を踏む音が聞こえました。見るとニホンリスが走っています。さらに奥に進むと、今度は「ジョリジョリジョリ・・・」という音が響いてきましたよ。少し遠くの枝の上で、オニグルミの殻をかじるニホンリスの姿を見つけました。葉が茂っていたら見つけられない距離です。
割ったクルミの殻の片方をくるっと回して2枚重ねにするニホンリス
さて、確認された野鳥は以下の通りです。
コゲラ、アカゲラ、アオゲラ、カケス、コガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ(声)、エナガ、ゴジュウカラ、キバシリ(声)、ミソサザイ、ルリビタキ(声)、キセキレイ、マヒワ(声)、ベニマシコ(声)、シメ、イカル(声)、ホオジロ、計20種
湯川ではミソサザイがさえずっていました。キバシリのさえずりも聞こえましたよ。イカルもさえずりながら上空を通り過ぎました。
枯れたキンミズヒキに止まるコガラ
草地では、コガラがキンミズヒキの実をついばんでいました。ひとつくわえては森に飛んでいきます。
キンミズヒキの実を食べるコガラ
飛んでいった先では、両足で器用に押さえて、実を食べていました。
今回、この冬初めて、シメの姿を確認しました。遠かったので写真は無いのですが、遊歩道から離れた森の中のコハウチワカエデの木で、鈴なりになっている実を群れでプチプチと食べていましたよ。また、マヒワの「チュイン」という一声が、空から降ってきました。咄嗟に見上げましたが姿は見えず。でもこちらも初認です。
ちなみにルリビタキとベニマシコは、10月31日に初認しています。アトリやツグミも、もう到着しているかもしれませんね。
10月31日に確認したルリビタキ
大塚