野鳥調査情報(2022年12月21日)
軽井沢野鳥の森にも、雪が積もる季節になりました。数日前に降った雪が所々に残る12月21日、恒例の鳥類調査を実施しました。氷点下の森は静まり返り、確認できた野鳥は16種類だけでした。
コゲラ、アカゲラ、アオゲラ、カケス、コガラ、ヤマガラ(声)、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ(声)、ゴジュウカラ、シロハラ、ツグミ(声)、ベニマシコ(声)、シメ(声)、イカル(声)、ホオジロ(声)、計16種類
シロハラの姿を、この冬はじめて確認しました。ツグミも数が増えてきたようです。一方で、アトリやヒレンジャクはまだ確認できていません。
ベニマシコ若♂
調査中には声しか聞こえなかったベニマシコですが、調査終了後、アカゲラ休憩所前の草地で姿を見ることができました。1羽は美しいピンク色をした成鳥のオス(1枚目の写真)でしたが、もう1羽は茶色い羽毛にわずかに赤味がさしています。どうやらオスの若鳥のようです。
太くて短いくちばしを持つベニマシコは、植物の実から種子を取り出して食べます。写真ではガンクビソウの仲間の実をついばんでいますが、他にダイコンソウやスイカズラの実も食べる様子が観察できました。
大塚