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野鳥調査情報(2023年9月22日)

前日から濃霧注意報が出ていた軽井沢。鳥類調査を予定していた9月22日も、朝に目を覚ますと霧が立ち込めていました。調査を開始してしばらくは森の中が静まりかえり、時折、コゲラやヒヨドリの声がする程度でした。次第にカラ類の混群に出会うようになりましたが、梢の枝葉の中を動く姿は、霧の中ではシルエットにしか見えず、識別が困難でした。

何とか確認した野鳥は以下の通りです。

キジバト、コゲラ、カケス(声)、コガラ、ヤマガラ(声)、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ(声)、ウグイス(声)、ヤブサメ、エナガ、メジロ、ゴジュウカラ(声)、カワガラス、イカル、ホオジロ、計16種類

イカルの群れが「キョッ・キョッ」と鳴きながら上空を通過していきますが、木々の葉が邪魔をして数をカウントできませんでした。

アカゲラ休憩所の前に広がる草地では、ウグイスの「チャッ・チャッ」という地鳴きが聞こえていました。さらに、近くからウグイスともミソサザイとも違う「チャッ・チャッ」という地鳴きがするので「何だろう?」と見ていると、草藪の中からヤブサメが姿を現しました。

ミソサザイの沢沿いを下って行くと、カワガラスが4度も「ビッ・ビッ」と鳴きながら上流へ飛んでいきました。下流に飛ぶ姿は見ていないので、ダブルカウントではないはずです。「この狭い沢に何で4羽も?」と不思議でした。

小瀬林道では、ハルニレの大木から大木へと移動するカラ類の混群に出会いました。次々飛び移る姿をカウントすると、なんと60羽! これだけいると、1羽1羽識別しながらカウントしていられません。十把一絡げに「カラ類60羽」です。メジロやエナガも混じっているのですが・・・。今の季節の混群は大規模になることが多いです。

大塚

 

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