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落ち葉の上で

小瀬林道にモンキチョウが落ちていました。もう死んでいるのかと思って拾い上げると、力なくはらはらと飛んで再び地面に落ちました。まだ生きていましたが、翅もボロボロ。そう長くはないでしょうね。

 

軽井沢は今が紅葉の盛りです。森の地面にも、ずいぶんと落ち葉が多くなりました。そんな森を歩いていて目にした、落ち葉の上のいくつかのものを紹介します。

 

マムシグサの実

 

今、軽井沢野鳥の森を歩くと、真っ赤に色付いたマムシグサの実がよく目立ちます。重たい実は地面に倒れ込んでしまうことも多いのですが、それでも目立つ。果実がひとつふたつと無くなっていくのは、きっと鳥が食べているのでしょう。でも御用心。マムシグサにはシュウ酸カルシウムなどの毒成分が含まれているので、人間は食べないほうが身のためです。

 

降り積もった落ち葉の上に・・・

 

落ち葉の上を元気に跳ねる何かがいます。目を凝らしてみると、小さなヤマアカガエルでした。きっとこの春に生まれた子でしょう。

 

ヤマアカガエルの子ガエル

 

どんぐり池やケラ池には、秋になると冬眠のためにヤマアカガエルが集まってきます。でもそこで見るのは、翌春に繁殖に参加するような大人のカエルばかり。このような子ガエルの姿は見たことがありません。これからいったい、どこで冬を過ごすのでしょうか?

 

今年の紅葉は例年より10日ほど遅く感じますが、紅葉の季節が終れば冬はもうすぐそこです。今は駆け足で行き過ぎる秋を、目と心に焼き付けましょう。

 

大塚

 

軽井沢で秋に開催されるピッキオのアクティビティ/ネイチャーツアーについてはこちら(→秋のツアー)。

 

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