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冬の軽井沢で「野生動物ウォッチング」

今年も12月7日から「冬のナイトサファリツアー」が始まりました。このツアーでは、軽井沢の森に囲まれたゴルフコースを車で移動しながら、夜に活動する野生動物の姿を探しますよ。先日、担当するスタッフで下見をしましたので、その際に撮影した写真をご紹介しましょう。

 

ニホンジカの母子? シカの産仔数は1、左の2頭はいとこ同士? 単なる同級生?

 

ゴルフコースに入って最初に出会ったのが、もっとも見る機会が多いニホンジカ。夜になると、ゴルフコースの芝を食べに出てくるのです。シカにとってゴルフコースは、ビュッフェのような場所なんですね。

 

走り去るノウサギ

 

ゴルフコースには、ノウサギも出てくることがあります。でも、とても恥ずかしがり屋。すぐに茂みへと走って隠れてしまいます。ちなみにここで見かけるノウサギは、冬でも茶色い体をしています。軽井沢は雪が少ないので、日当たりの良い場所はすぐに雪が溶け、茶色い地面が出てしまいますからね。

 

オオバン

 

ゴルフコースですから、所々に池があります。そこではカモなどの水鳥が見られることもあります。夜でも結構、活発に活動していますよ。この日は写真のオオバンと、キンクロハジロが泳いでいましたが、キンクロハジロの群れはすぐに飛び去ってしまいました。カモは夜間飛行もへっちゃらです。

 

光る目の列

 

車はゴルフカート用の道をゆっくり走りながら、周囲をライトで照らして進みます。夜行性の動物は、目の奥に光を反射する「タペタム」と呼ばれる膜を持っているので、ライトが当たると目が「キラッ」と光り、遠くからでも見つけることができるのです。終盤、コースを横断する光の列を見つけましたよ。

ゴルフカート用の道は入り組んでいるので、ぐるっと回っているうちに先程の場所に再び近づきました。するとコース内に立つヤマナシの樹上で、いくつもの目が光っているのを見つけました。車から降り、徒歩で近付いて確かめると、樹上にいたのは・・・白い鼻筋が特徴的なハクビシン(白鼻芯)でした。

 

ハクビシン

 

ハクビシンは日本で唯一のジャコウネコ科の哺乳類です。外来種とされていますが、いつ頃日本に持ち込まれたのかはっきりしていないそうです。木登りが上手で、綱渡りのように電線を伝って歩くこともできるので、最近では都市部でも見つかるらしいですね。鈴なりのヤマナシを食べるために、家族で木に登っていたようです。

 

鈴なりのヤマナシとハクビシン

 

そんな野生動物の姿を探す「冬のナイトサファリツアー」の詳細は、以下の通りです。

開催期間:2024年12月7日〜2025年3月30日の木金土日祝

開催時間:18:30〜20:00

料  金:大人6,500円、4才〜小学生4,500円(税込)

定  員:2〜6名(1組限定、お子様だけでのご参加はできません)

申し込み:軽井沢浅間プリンスホテルにお電話でご予約ください

「冬のナイトサファリツアー」の詳細ページ

 

極寒の中、車の窓を全開にしてライトを照らし、野生動物を探します。できるだけ暖かい服装と手袋持参でご参加ください。

大塚

 

ピッキオの冬を愉しむネイチャーツアー/アクティビティは他にも。

詳細はこちらから。

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