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野鳥調査情報(2025年2月21日)

最低気温が氷点下10度を下回った2月21日、毎月恒例の「軽井沢野鳥の森」鳥類調査を実施しました。地下水を掛け流ししているためなかなか凍らないどんぐり池も、水面の半分以上に氷が張っていました。

 

2月21日朝のどんぐり池

 

氷の上に落ちたハルニレの枯葉からは、霜の結晶がツンツンと伸びていましたよ。

 

霜がついたハルニレの枯葉

 

氷には所々、白い丸が・・・。水底の落ち葉が分解して発生したメタンガスが氷に閉じ込められた「アイスバブル」です。

 

アイスバブル

 

アイスバブルは北海道の阿寒湖などが有名ですが、ちいさなものならば、ここ軽井沢でも見られるのです。

 

さて、そんな冷え込んだ朝は、野鳥たちの動きも静かです。それでもヤマガラのさえずりやキツツキのドラミングが響き、日中に比べると見られる野鳥は多いかもしれません。確認した野鳥は以下の通りです。

コゲラ、アカゲラ、アオゲラ(声)、カケス、コガラ、ヤマガラ、ヒガラ(声)、シジュウカラ、エナガ(声)、ゴジュウカラ、キバシリ、ミソサザイ、カワガラス、ツグミ(声)、ルリビタキ、カワラヒワ(声)、イカル、ホオジロ、計18種類

地面に降りているイカルの群れに2ヶ所で出会いました。同じ群れをダブルカウントしている気が・・・。地面に落ちた種子をさがしていたのでしょう。冬鳥は相変わらず少なく、ツグミは一声聞いただけ。ルリビタキは茶色いメスタイプが沢に出てきていました。

写真に撮れたのは、アイキャッチ画像に使用したキバシリだけ。ツタウルシのツルと幹の隙間にくちばしを差し込んで、何かいないか探っています。ちょこちょこ動き回るキバシリ。ブレていないのはこのコマだけでした。それにしても、木肌に溶け込むすばらしい隠蔽色ですね。

 

あまりに野鳥の写真がないので、数日前に撮影したこんな写真を・・・

 

オオアカゲラ!

 

お腹のたてすじと背中のこまかいまだらもよう。オオアカゲラです。「けもの道ウォーキング」のフィールドの積雪状況を確認しに行った際に出会いました。前回見たのは何年前だったろう? 確か場所は竜返しの滝の近くでした。行動範囲が広いらしく、軽井沢ではなかなか出会いません。今回はしかもペアでいて、久しぶりの再会にちょっと興奮してしまいました。

大塚

 

軽井沢はまだまだ冬。冬を愉しむネイチャーツアー/アクティビティはこちら

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