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アズマイチゲの花が咲き始めました

軽井沢野鳥の森では、ようやく花が咲き始めました。4月7日の朝、ピッキオに登る階段脇で、アズマイチゲのつぼみを見つけましたよ。午後にはミソサザイの沢で、咲いているアズマイチゲも見られました。

 

アズマイチゲ

 

星野エリアではしばらく前から、植栽されたスイセンやダンコウバイが咲いていました。森の中の野生植物は、数日前からヤマハンノキの雄花がほころびた程度でした。これからアクセル全開、次々と春の花が咲き始めるでしょう。

今、他に咲き始めているのは、まずフキ。

 

フキ

 

写真のふきのとうはケラ池に流れ込む水路で見つけました。まだつぼみですが、他にはもう咲いている株もありました。フキには雄株と雌株があります。よく見ると違いがわかると思いますよ。春早い時期に活動する、ハナアブやチョウが訪れて花粉を運びます。

 

そしてツノハシバミ。

 

ツノハシバミ

 

写真右手の赤いイソギンチャク状のものが雌花、左手のにょろよろしたのが雄花です。ヤマハンノキ同様、風で花粉を運ぶ風媒花なので、虫を呼ぶ花びらはありません。雄花から放出された花粉は、風に乗って漂い、雌花の触手のようなめしべに絡め取られます。

そういえばスギ、ヒノキ、シラカバと、樹木が花粉症を引き起こすのは春です。おそらくこれは、葉が開く前、森の中が風通しが良い時期に花粉を遠くまで飛ばそうという、風媒花をもつ樹木の戦略が背景にあるのでしょう。私の場合、コナラが芽吹きとともに花粉を撒き散らす5月上旬まで、花粉症が続きます・・・。

次に咲くのはアブラチャンか、ミヤマウグイスカグラか、ヒナスミレか? 楽しい季節が始まりました。花粉症対策を万全にして、森へと出かけましょう。

大塚

 

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