どんぐり池では、ヤマアカガエルのオタマジャクシがまだまだたくさん泳いでいます。

岸辺に群れるオタマジャクシの大群
水面から出ているのは全てオタマジャクシの背中です。天気の良い日には、陽当たりの良い岸辺の浅い場所に集まってきます。群れの中に手を入れると暖かいので、太陽光を受けることで体温を上げて成長を促進しているのではないかと予想しています。

ヤマアカガエルのオタマジャクシたち
どんぐり池は地下水を水源としているため、水温が低く、オタマジャクシの成長もゆっくりです。まだ足さえ生えていないオタマジャクシが多くいます。

水面に口をつけて空気呼吸するオタマジャクシ
肺呼吸への移行のためなのか、水中の溶存酸素が少ないためなのか、水面で口をぱくぱくしているオタマジャクシが所々で見られます。

ちょっと上陸してみました
オタマジャクシの中には、もう手足が生えて、カエルになりかけているものもいます。目が上にもりあがってきて、カエルらしい顔付きになってきました。

水辺からはなれてみました
中にはすっかりカエルらしくなり、水辺からはなれて完全に上陸している個体もいます。しっぽがちょっと残ってますね。
どんぐり池では、夏休みになってもまだ泳いでいるオタマジャクシが見られます。以前はカエルになれないまま秋まで泳いでいて、そのまま冬を迎えて死んでしまうオタマジャクシが多くいました。中には冬を越して二年越しでカエルになる強者も・・・。しかし最近では、軽井沢も以前より暑くなったためか、越冬オタマジャクシは見られなくなってきましたね。オタマジャクシから気候変動を実感する今日この頃です。
大塚
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