野鳥調査情報(2025年9月18日)
9月に入り、どんぐり池まわりのハルニレは、早くも黄色く色付いた葉を散らせはじめました。

9月18日のどんぐり池
他にもヤマグワやサクラ類が葉を散らしはじめています。これから徐々に、森の中は見通しが良くなるでしょう。そうすれば、野鳥の姿も見つけやすくなってきます。
とは言え、まだまだ鬱蒼と葉が茂る9月18日、恒例の「軽井沢野鳥の森」鳥類調査を実施しました。確認できた野鳥は以下の通りです。
キジバト(声)、ハチクマ、コゲラ(声)、アカゲラ、カケス、ハシブトガラス(声)、コガラ、ヤマガラ(声)、ヒガラ、シジュウカラ、ウグイス(声)、エナガ、メジロ、ゴジュウカラ(声)、カワガラス、クロツグミ(声)、キセキレイ、ホオジロ、ソウシチョウ(声)、計19種類
晴れて暑かった前日と打って変わって曇り空。風が強く涼しい朝でした。そのためか、はじめ鳥の気配が少なかったですが、後半ではカラ類の混群が水浴びに沢に降りてきたりして、賑やかな瞬間もありました。
小瀬林道ではソウシチョウがけたたましく「ジェジェジェジェ」と鳴いていました。どうしたのだろうと近づくと、突然斜面から、大きな鳥が飛び立ちました。ハチクマです。斜面でハチの巣を掘っていたのでしょうか? 飛び立ったあたりを双眼鏡で見てみましたが、ハチの巣は見つけられませんでした。これから掘るところだった? 今はちょうどハチクマが、東南アジアに渡る季節です。渡り途中の栄養補給を、邪魔してしまったかもしれませんね。

ヤマアカガエル
森を歩いていると、あちこちでヤマアカガエルが飛び出しました。秋になると見る機会が増えるように思います。冬眠場所へと移動するのでしょうか?

ヒガラ
調査を終えて帰り道、どんぐり池を通りかかると、ここでもカラ類の混群が水浴びに降りていました。しゃがんでじっとしていると、ヒガラがすぐ近くまできてくれましたよ。
大塚
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