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野鳥調査情報(2026年3月25日)

毎月恒例の「軽井沢野鳥の森」鳥類調査。当初予定した日程は、朝にはあがる予報だった雨がなかなか止まず、実施を断念しました。そして3月25日、やはり天気は下り坂でしたが、午前中は天気が持ちそうな予報だったので、「もうこの日しか都合がつかない」と実施しました。鳥たちもこれから天気が崩れることを予想しているのか、活動が活発でしたよ。確認した野鳥は以下の通りです。

ヤマドリ(ドラミング)、マガモ、カルガモ、フクロウ(声)、コゲラ、アカゲラ、アオゲラ、カケス、コガラ(声)、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、ゴジュウカラ、キバシリ、ミソサザイ、ツグミ、アトリ(声)、カワラヒワ、マヒワ(声)、シメ、ホオジロ、計23種類

 

マガモのペア

 

氷が半分以上溶けたケラ池には、マガモとカルガモのペアがやってきていました。毎年、春に産卵のために池に集まるヤマアカガエルを狙ってやってくるのです。マガモはオスが緑色の頭に黄色いくちばし、茶色い胸に灰色の体と、派手な色をしていますが、メスは体全体が茶色で、オレンジ色に縁取られたくちばしをしています。

 

カルガモのペア

 

いっぽうカルガモはオスメス同色の茶色い体に、黒くて先端だけ黄色いくちばしです。オスの方が体格が良く、体色にメリハリがあるので、上の写真では右側がオスでしょう。

カモ類の多くは渡り鳥で、越冬地である日本の水辺に複数種類が混ざって過ごし、ペアを作って繁殖地へと渡ります。種類ごとに異なったオスの体色は、メスが同じ種類のオスを選ぶのに役立つでしょう。しかし留鳥であるカルガモだけは、オスメス同色をしています。結婚相手を選ぶ基準が、他のカモとは違うのかもしれませんね。

 

ツグミ

 

森に入るとすぐに、羽繕いをするツグミに出会いました。どうやら沢で水浴びをした後のようです。背中の羽毛をくちばしですいては、翼をブルブルと震わす動作をくりかえしていました。冬の間、たくさんいたツグミですが、もう北帰行が始まっているのでしょう。この日はこの1羽にしか出会いませんでした。でも渡り途中の個体が次から次へと通過していくのでしょう。結局5月初めまで、ツグミを見ることがあります。

 

シジュウカラ

 

しばらく歩くと、地面でシジュウカラが何かを食べていました。シジュウカラは脚で食べ物を押さえ、くちばしでつつきながら食べるのですが、足元は落ち葉にかくれて、何を食べているのかはわかりませんでした。樹上で虫などを食べることが多いシジュウカラですが、落葉した冬の間は地面で落ち葉をめくって、隠れている虫や落ちている植物の種子を食べることが多いです。

 

ミソサザイ

 

ミソサザイは何ヵ所かでさえずっているのを確認しました。この個体はこの後、苔を集めて穴の中に運び込んでいました。もう巣作りが始まっているようです。ミソサザイはオスが巣を途中まで作り、そこにメスを呼び寄せてつがいになります。

まだまだ緑がない軽井沢野鳥の森ですが、鳥たちの行動からは、春が近付いていることが感じられます。そしてあと2週間もすれば、南から夏鳥たちが到着し始めます。

 

大塚

 

芽吹きが始まり、夏鳥も続々と到着する4月25日。軽井沢星野エリアでは、野鳥写真家・菅原貴徳さんをお招きして、野鳥撮影ワークショップとトークセミナーを開催します。ワークショップではOM SYSTEMの機材貸出しもあります。

▼詳細はこちら
https://www.hoshino-area.jp/event/event-9482/

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