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野鳥調査情報(2026年10月21日)

風が吹くたび、はらはらと落ち葉が舞う季節となりました。軽井沢野鳥の森も林内がずいぶんと明るくなり、見通しが効くようになってきましたよ。そんな10月21日、定例の鳥類調査を実施しました。

遊歩道を歩き始めてほどなくして、足元に羽毛が散っているのに気が付きました。

 

誰の落とし物?

 

周囲を捜すと、あちこちに同じような羽毛が落ちています。どうやら小鳥がタカに襲われて、樹上で羽毛を毟られたようです。襲われた小鳥は何でしょうか? 羽毛を1枚、拾い上げてみました。

 

先が黒い羽毛

 

体を覆う「体羽」と呼ばれる羽毛です。先端が三日月のように黒く、その内側はうっすら黄土色をしています。黄土色の体に黒い三日月模様が並んだ鳥。犠牲者はトラツグミだったようです。

トラツグミは、小鳥と呼ぶにはちょっと大きい、全長30センチほどの野鳥です。夜中に「ひぃ〜・ひょ〜」と、もの悲しいちょっと不気味な声でさえずります。時代劇の夜のシーンで、効果音としてよく使われていますね。今シーズン、私はその声を聞かなかったのですが、野鳥の森で繁殖していたのでしょうか? それとも渡り途中を襲われたのでしょうか?

今はまさに秋の渡りのシーズンで、野鳥の森では渡り途中のツグミ類が滞在中です。ミズキに集まっているツグミ類の群れを見つけて観察していると、1本の木にマミチャジナイやアカハラ、シロハラ、クロツグミが、茂みの中から入れ替わりで姿を見せました。その中に、トラツグミもいたのかもしれません。

 

マミチャジナイ

 

斜面の上から甲高い「キュルキュルッ!」というニホンリスの声がしました。双眼鏡で覗いてみると、ニホンリスのすぐ脇を、音もなく歩くヤマドリの姿がありました。最初に目に入ったのは立派な長い尾羽を持つオスでしたが、周囲にはメスの姿もあります。ヤマドリたちはこちらに気付いているらしく、斜面をどんどん登って尾根の向こう側に消えていきました。

 

ヤマドリ♂

 

調査を終えて小瀬林道まで降りてくると、林道脇の湧水が流れる溝に、メジロが群れをなして降りてきていました。入れ替わり立ち替わりで茂みから出てきては、溝に降りていきます。暗い場所で良い写真は撮れませんでしたが、見える枝に止まって羽繕いする姿を撮影できましたよ。

 

ふっくらと羽毛を膨らませたメジロ

 

次の瞬間、足で頭を掻いてこの表情

 

今回の調査では、あまり多くの種類を確認することはできませんでしたが、ツグミ類やキビタキ、ビンズイなど、渡り途中の野鳥を確認することができました。確認した野鳥は、以下の通りです。

ヤマドリ、コゲラ(声)、アカゲラ、カケス、コガラ、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ(声)、エナガ、メジロ、キバシリ(声)、クロツグミ、マミチャジナイ、シロハラ、アカハラ、キビタキ(声)、ビンズイ、ホオジロ、計18種類

もうすぐアトリやツグミなどの冬鳥も到着するでしょう。木の葉も次第に少なくなって、野鳥を見つけやすいシーズンがやってきます。

大塚

 

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