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もう桑の実の季節です

軽井沢を含む関東甲信地方は、6月29日に梅雨明けが発表されました。6月中に梅雨が開けるのは初めてだそうです。これから夏休みにかけて天気がどうなるのか、そして自然にどのような影響があるのか、ちょっと心配ですね。軽井沢野鳥の森では、すでにヤマグワの実が食べ頃を迎えています。ツキノワグマも桑の実が大好物。いつものことですが、散策される方は熊鈴の携帯をお願いいたします。

さて、そんな桑の実を眺めていたら、ヤマグワの枝にイモムシを見つけました。久しぶりに見るクワコの幼虫です。

クワコの幼虫

カイコガの原種と考えられている蛾で、野生のヤマグワの葉を食べて育ちます。若い幼虫は写真のように、白い体に不規則な茶色い模様。これは鳥の糞に色を似せていると考えられます。小鳥の目から逃れるために、昆虫がとる常套手段のひとつです。それでも危険が迫ると・・・。

「ぷくぅ〜」

首を縮めて胸部を膨らませ、背中の目玉模様を見せつけます。ヘビのような姿で天敵となる小鳥を威嚇すると考えられています。これもやはり、昆虫がもつ護身術のひとつ。

しかし、いぢめながらこの写真を撮っていると、向きを変えてスタコラ歩き始めてしまいました。そして30センチほど歩いた先で、別のポーズに・・・。

クワコ第三形態!

上体を起こして首をニュッと伸ばし、静止しました。まるで先が折れた枯れ枝のようです。シャクトリムシのように、自分の姿を枝に似せているのです。やはり小鳥の目から逃れるための、隠蔽的擬態です。

身を守るために様々な技を繰り出すクワコの幼虫。これがあの、野生化できない唯一の家畜と言われるカイコの先祖だとは、とても思えませんね。

大塚

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