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軽井沢も(それなりに)猛暑です

軽井沢も暑い日が続いています。国設軽井沢野鳥の森では、高原に避暑に来ている若いアキアカネが、お尻を太陽に向けて逆立ちしていました。暑い日にトンボがよくするポーズです。日差しによって体温が上がり過ぎるのを、体の向きを調整することで防ぐのだそうです。木陰にいれば涼しいのに・・・と思うのですが、彼はこの枝先を、しばらく狩場として占有しようと決めているようです。時々飛び上がっては、小さな虫を捕らえて元の枝先に帰ってきました。

25日に実施した遊歩道の巡回では、以下の植物の開花を確認しました。

草の花:ミツバ、ダイコンソウ、キツネノボタン、オオバコ、タケニグサ、ユウガギク、ヌスビトハギ、ウマノミツバ、キツリフネ、エゾハタザオ、クサアジサイ、ミズヒキ、クサコアカソ、ミヤマタニソバ、ヤブレガサ、ヤマブキショウマ、ソバナ、ハエドクソウ、クガイソウ、イヌトウバナ、ヤマニガナ、ミヤマヤブタバコ、キンミズヒキ、ヒメジョオン、チダケサシ、オミナエシ、ウバユリ、ミズタマソウ、シシウド、キオン、ミゾホオズキ、ハナタデ、ミゾソバ、ムカゴイラクサ、ノブキ、フシグロセンノウ、シデシャジン、アカツメクサ、オオウバユリ、ヒヨドリバナ、メタカラコウ、ヤマホタルブクロ、オカトラノオ(見つけた順)

木の花:ヤマハギ、ノリウツギ

夏の花もずいぶん咲き揃いました。猛暑もあってか、どれも早く咲き始めたようです。

オオウバユリ

ピッキオに登る階段の脇に、立派なオオウバユリが咲きました。オオウバユリは本州中部以北と北海道に分布し、ウバユリの変種と言われています。軽井沢ではより小さく、花が少ないウバユリの方が多いのですが、時々オオウバユリも見つかります。同じ場所に変種が同居していたら、交雑を起こしそうなものですが、いったいどうなっているんでしょう?

そんなことを考えながら写真を撮っていると、トラマルハナバチが飛来して、花に潜り込んで行きました。オオウバユリの花も、マルハナバチが花粉を媒介しているのです。

花から出てきたトラマルハナバチ

なかなか出てこないのを辛抱強く待っていると、後脚に立派な花粉団子を着けて這い出してきました。他の花に潜ったところを覗き込むと、花の奥まで分け入って蜜を吸うだけでなく、雄しべから直接花粉も集めていました。花の数が多いオオウバユリは、トラマルハナバチにとって魅力的なようです。そしてオオウバユリで味をしめたハチは、きっと普通のウバユリにも訪花するでしょう。・・・やっぱり交雑しないのかなぁ?

他にも見つけた虫をいくつか・・・。

サクラコガネ(?)

緑色に輝く美しいコガネムシがいました。どうやらサクラコガネのようです。首元に小さなダニが乗っていますが、寄生されているのでしょうか? それともただの乗客?

キタササキリモドキ

森に棲む小さな、翅のないキリギリス。夏の森では、以外とよく出会います。

クロヒカゲ

その地味さから、よく蛾と間違えられるクロヒカゲ。でもフラッシュを光らせて撮影したら、思いのほか美しい姿となりました。

クロヒカゲ(フラッシュあり)

自然光では白っぽく見える蛇の目模様の外側の円が、フラッシュ光では青く輝いたのです!チョウの翅の蛇の目模様(眼状紋)は、天敵である小鳥を驚かしたり、小鳥に翅の先端部分を攻撃させることで、翅がちぎれて本体が逃げるためにあると考えられています。人間より色覚がすぐれ、近紫外線まで見えていると考えられる小鳥には、この蛇の目模様はもっと鮮やかに目立って見えるのかもしれませんね。

さて、暑い暑いと言いながらも熱帯夜とは無縁の軽井沢ですが、今年の猛暑は格別です。日中の炎天下では、さすがに熱中症に注意が必要です。こまめに水分補給をして、木陰に入って休憩しましょう。涼しい風が通り抜けますよ。

大塚

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