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8月の花々とか・・・

8月です。軽井沢は夏休み本番。ピッキオも連日、たくさんのお客様においでいただいております。国設軽井沢野鳥の森では、夏の花々が咲いていますよ。8月1日に遊歩道を巡回して、咲いているのを確認した植物は以下の通りです。

草の花:クサアジサイ、ミツバ、ハエドクソウ、ミズヒキ、ミヤマタニソバ、クサコアカソ、ヌスビトハギ、ムカゴイラクサ、ダイコンソウ、ノブキ、キツネノボタン、ウバユリ、ヒメジョオン、フシグロセンノウ、シデシャジン、アカツメクサ、カタバミ、ゲンノショウコ、ソバナ、ヒヨドリバナ、ボタンヅル、オオバコ、シシウド、ミズタマソウ、キンミズヒキ、メタカラコウ、ミツモトソウ、ヤマニガナ、オカトラノオ、オトコエシ、キオン、チダケサシ、タケニグサ、ウド、クルマバナ、オミナエシ、ユウガギク、メマツヨイグサ、ツユクサ、ミヤマヤブタバコ、イヌトウバナ、ツリフネソウ、オタカラコウ、ハナタデ、キツリフネ、ミゾホオズキ、ミゾソバ、イタドリ、コバギボウシ

木の花:ノリウツギ、ヤマハギ

1枚目の写真はフシグロセンノウです。真夏の森の中で、目立つ色の大きな花を咲かせて風に揺れています。このオレンジ色の花には、森に棲む黒いアゲハチョウの仲間が訪れるのですが、その瞬間にはなかなか出会えません。

コバギボウシ

花弁に紫色のすじが美しいコバギボウシも咲き始めました。花弁の根元が筒状になったこの花には、長い口吻を持ったトラマルハナバチがよく訪れます。ハチが花弁に潜り込んで花の奥から蜜を吸い、後ずさりで這い出してくると、キュッと曲がったおしべが待ち構えていて、ハチの背中に花粉をなすり付けます。

変形菌

先日の台風で地面に落ちたミズキの葉に、鮮やかな黄色いネバネバが付いていました。変形菌です。「粘菌」と言った方がわかりやすいかもしれません。巨大なアメーバのような変形体は、地面や枝葉の表面を広がりながら動き、微生物を食べて成長するそうです。そして時が来ると集合し、キノコのような「子実体」となり、胞子を飛ばします。一生のうちに動物のように動き回る時期と、キノコのような動かない時期がある、とても不思議ないきものなのです。野鳥の森には、こんないきものも暮らしているんですよ。

大塚

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