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誰の食べ跡?

先日、軽井沢野鳥の森の遊歩道で、変わった形の実が食べられた痕を見つけました。割れた種子の殻と、緑色の長い皮。これはツノハシバミの実が食べられた痕です。

ツノハシバミは、軽井沢に自生する野生のハシバミです。近縁種のセイヨウハシバミは、「ヘーゼルナッツ」としてお菓子の材料に使われます。ツノハシバミの名前は、種子を包む緑色の皮が、角のように長く伸びるところから来ています。

ツノハシバミを食べる生き物としては、野鳥のアカゲラやヤマガラ、哺乳類のニホンリスやアカネズミ、ヒメネズミなどが考えられます。アカゲラやヤマガラなら、一粒ずつ他の場所に運んで割るでしょう。今回は食べ痕が木の下にいくつも落ちていることから、その場で食べ続けたと考えられます。恐らく食べたのは、リスやネズミなどの哺乳類でしょう。

 

落ちたツノハシバミの実

 

よく見ると、食べられていない実がいくつも地面に落ちていました。食べようとした生き物が樹上から落としたのでしょうか?樹上で食べていたならニホンリスですが、それにしても落とした実が多いです。落ちていた実を拾って食べたと考えた方が良さそうです。地面で実を拾ってその場で食べていたとしたら、アカネズミやヒメネズミの可能性も高そうです。

 

ツノハシバミの実

 

見上げると、枝先にはまだいくつもの実がぶら下がっていました。緑色の皮には、表面に白い毛がたくさん生えているのが判ると思います。この毛が結構硬くて、素手で剥こうとすると指先に刺さって嫌な思いをします。今回、実を食べたのが誰だったとしても、この緑色の皮を剝ぐのには苦労したと思います。野生動物にとっては、それでも食べたい魅力的な実なのでしょうね。

大塚