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野鳥調査情報(2018年10月11日)

国設軽井沢野鳥の森では、ハルニレやアブラチャンの葉が黄色く色付いて散り始めました。

 

落ち葉が積もるミソサザイの沢

 

森の中も多少は見通しが良くなって、夏より野鳥の姿が見つけやすくなりましたよ。10月11日、毎月定例の鳥類調査を実施しました。確認した野鳥は以下の通りです。

カルガモ、コゲラ、アカゲラ、カケス(声)、ハシブトガラス(声)、コガラ、ヤマガラ(声)、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ(声)、ウグイス(声)、エナガ、メジロ、ゴジュウカラ、キバシリ(声)、キビタキ(声)、ビンズイ、ホオジロ、計18種類

夏鳥のキビタキが、あちらこちらで「ヒッ・ヒッ・ヒッ・ヒッ・キュルルル」と鳴いていました。しかし姿は見つけられず、写真に撮ることはできませんでした。渡りの途中で立ち寄るマミチャジナイや、冬鳥のアトリが見つかるかと思ったのですが、まだ少し早かったようです。一方で、やはり渡り途中のビンズイには、3羽の小さな群れに2回出会いました。

 

ビンズイ

 

ビンズイは昨年、9月14日の調査で確認されています。マミチャジナイやアトリの不在も含めて考えると、今年は小鳥たちの秋の渡りが遅れているのかもしれません。これも猛暑の影響なのでしょうか?

留鳥のアカゲラやホオジロ(1枚目の写真)、カラ類の混群には、あちこちで何度も出会いました。ヤマウルシの実を食べるシジュウカラがいましたよ。

 

シジュウカラ

 

実が付いた房を足で押さえながら、一粒ずつ実をついばんでいました。かぶれないのでしょうか?ウルシの仲間の実は、見た目は地味ですが鳥に人気があり、カラ類だけでなくキツツキ類やツグミ類、シメやイカルなどが訪れます。今なら紅葉した葉が目印になりますから、探してみてはいかがでしょう?実を食べる鳥たちの姿を見つけられるかもしれませんよ。

大塚

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