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ベアドッグ候補生たち、がんばってます!

子犬たちに初めて首輪と手綱をつけて歩き始めたのが7月上旬。

あれから4カ月半が経ち、軽井沢ではクリスマス・イルミネーションが街を彩る季節となりました。ベアドッグ候補生のレラとエルフも日々訓練を重ねてとても成長しています。

最初は首輪を着けるだけで大暴れし、初めて見聞きする物や音、他の犬などに驚いて歩みが止まったり、吠えることもありました。

しかし、今では私との信頼関係もしっかり築き、様々な経験を積んできたことでその表情には自信と落ち着きが出てきました。

私たちがベアドッグとして用いているカレリアン・ベアドッグという犬種は愛玩犬種とは異なり、あまり人に依存せず、警戒心がとても強く、プライドや狩猟欲も高い原始的な性質をもつため、彼らを人間社会に慣らすことは一苦労です。

この4カ月の間、人気のない山中から開始し、続いて別荘地、住宅地、通行量の多い道路など、少しずつ刺激の強い環境に変化させながら人間社会にある様々な物や環境、色々な風貌、年齢、性別の人、そして犬などに慣らす訓練(社会化訓練)を行ってきました。

その結果、今では大勢の人や犬が行き来するハルニレテラスのような商業エリアでも落ち着いて歩けるようになってきました。

ここまで来たらどんどん賑やかなところで歩いたり、逆におとなしく滞在したりする訓練を継続しながら、年齢と共に益々良くなるでしょう。

さあ、人間社会で安定して仕事をするための基礎はできました。

いよいよこの冬からはベアドッグとして、現場で使用するコマンド(命令)を習得したり、クマへの興味を高めたり、臭いを追跡したり、離れた場所から呼び戻すための訓練を進めていきます。

田中

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