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アオサギの狩り

夕方、軽井沢野鳥の森を歩いていて、ミソサザイの沢でアオサギに出会いました。堰堤の下でじっと静止して、水の中を覗いています。どうやら獲物を狙っているようです。そっと近付いても逃げないので、何を狙っているのか、そのまま観察してみました。

 

じーっと狙いを定めます

 

しばらく観察していると、そおっと首が水面に伸びていき、次の瞬間ズボッと水中に嘴を差し込みました。そして首を引き上げると・・・

 

ビチビチビチッ・・・

 

なんと20センチほどもあるイワナを捕まえました。この後、アオサギはイワナを生きたまま丸飲みしてしまいました。そしてしばらく同じ場所で粘っていましたが、魚影が見えないのか、上流へと歩いていきました。

もともとアオサギは、海岸や干潟、大きな川など、開けた水辺で魚を獲っているイメージの鳥でした。しかし近年になって数が増え、渓流でも見られるようになったそうです。軽井沢でも稀に見かける程度だったのが、近くにコロニーができ、さらにここ数年は「星野温泉トンボの湯」のすぐ脇でも営巣しています。そして湯川に沿って上流や下流に飛ぶ姿や、川岸を歩く姿が普通に見られるようになったのですが、今回あらためて、渓流に棲むイワナが捕食されているのを確かめることができました。

アオサギの増加は、渓流魚を放流している漁協や釣り人にとって頭の痛い問題だと思いますが、同じ魚を食べているヤマセミやイタチ、カワネズミなどとも競合するかもしれません。ここ数年、星野エリア付近ではヤマセミを確認していないのですが、アオサギの進出と関係あるのでしょうか?そして悪食で有名(?)なアオサギの事です。カワネズミそのものや、カルガモやオシドリのヒナ、もしかするとミソサザイなんかもその胃袋に収まっているかもしれません。ある生き物が増えれば、それが他の生き物にも影響を与えるのが自然界です。実際に、どんな影響が起きているのでしょうね?

大塚