夏鳥が揃ってきました
軽井沢野鳥の森では、この数日で一気に夏鳥が見られるようになりました。4月11日のクロツグミを皮切りに、12日にセンダイムシクイ、16日にオオルリ、18日にヤブサメ、20日にコルリとコサメビタキ、そして21日にキビタキとサンショウクイ、といった具合です。
21日の朝、湯川に何羽かのコサメビタキが出てきていました。ヤナギの枝から飛び立っては、何かの虫を捕らえていましたよ(1枚目の写真)。さらに「チッ」と鳴きながら川べりを行ったり来たりしている小鳥を発見。「ノジコか?」と期待して双眼鏡を向けると、アオジのオスでした。
アオジも軽井沢では越冬しないので、夏鳥ということになります。さらに「星のや軽井沢」の入口脇で、こちらは留鳥のホオジロが、地味に草の種子をついばんでいました。
さらに23日、毎月恒例の鳥類調査で森を歩きました。確認された野鳥は以下の通りです。
カルガモ、コゲラ、アカゲラ、アオゲラ(声)、サンショウクイ、カケス、コガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ(声)、ウグイス(声)、ヤブサメ、エナガ、センダイムシクイ(声)、メジロ、ゴジュウカラ(声)、ミソサザイ、カワガラス(声)、クロツグミ(声)、コサメビタキ、キビタキ、オオルリ、キセキレイ(声)、イカル(声)、ホオジロ、計26種
ミソサザイの沢では、ミソサザイが元気にさえずっていました。
そして小瀬林道ではヤブサメも・・・。
地面を歩いている印象が強いヤブサメですが、さえずる時はちゃんと木に登ります。特に渡ってきたばかりの時期は、樹上でさえずる姿をよく見かけます。
そしてようやく撮れた青い鳥。
今シーズン初オオルリは、逆光&枝被りでした・・・。16日に初認したオオルリですが、この2〜3日で急に数が増えたように感じます。コルリやノジコも、これから増えてくるでしょう。楽しい季節がやってきましたね。
ピッキオでは春のバードウォッチングベストシーズンにあわせて、朝5時出発の「早朝バードウォッチング」を開催しています。期間は4月26日〜5月20日まで。今年の芽吹きはほぼ例年並みで、まだ木々の葉が少なくて野鳥の姿が見やすいです。次第に緑が深くなりますから、早い時期の方がおすすめですよ。是非ご参加ください。
大塚