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野鳥の森で使いやすい滑り止めは?

今年は記録的な暖冬だそうです。 雪が降っても、日当たりの良い場所はどんどん溶けてしまいます。でも、日当たりの悪い遊歩道には雪が残っていて、踏み締められて氷になっています。そんな場所を歩くときは、滑らないよう足元に気をつけなくてはなりません。

 

アカゲラ休憩所からの浅間山。遊歩道に残る雪についた、たくさんの人の足跡

 

ミソサザイの沢に降りる階段にも雪が残る。足元が滑り、降りるのはちょっと怖い

 

このような場所を歩くときは、靴に滑り止めを装着すると安全です。以前ピッキオでは、軽アイゼンを「野鳥の森ネイチャーウォッチング」の参加者に貸し出していました。積雪も今より多く、しかも寒かったですから、「軽井沢野鳥の森」の遊歩道はほぼ全域がアイスバーン。登山用具である軽アイゼンで、何の問題もありませんでした。しかし年々雪が少なくなり、遊歩道上も雪のない場所が増えてくると、爪が長い軽アイゼンでは歩きにくく、いちいち脱着するのにも手間がかかり、使いにくくなりました。現在の「軽井沢野鳥の森」の遊歩道にとって、軽アイゼンはオーバースペックになってしまったのです。

 

軽アイゼン。20年以上前からピッキオにある備品。当時は今より寒く、雪も多かった!!

 

そこで最近ピッキオでは、参加者への貸し出しに、ゴム製の滑り止めを使用しています。つま先とかかとを引っ掛けて靴底に装着すると、8本の金属製ピンが氷の上でもグリップしてくれます。ピンが短いので、装着したままで雪のない場所を普通に歩くことができます。凍結した場所と地面が出ている場所が頻繁に入れ替わる現在の「軽井沢野鳥の森」の遊歩道では、こちらのほうが便利ですね。

 

ゴム製の靴底用滑り止め。右側が裏面で、金属製ピンが8本見える。まさかこんな事から地球温暖化を実感するとは・・・

 

インターネットで「アイゼン」とか「靴底用滑り止め」で検索すると似たような商品が複数出てきます。ホームセンターでも購入できますよ。そして安い! 現在では冬の森歩きの必須アイテムです。

大塚

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