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ムササビの出巣時間をチェック中です

3月13日から始まる「空飛ぶムササビウォッチング」に備えて、連日スタッフ交代で、ムササビの出巣を観察しています。ムササビは日没後しばらくすると巣から出かけていきますが、冬の間は出かける時間が不安定で、随分とお寝坊さんの個体もいるのです。3月に入ると次第に安定してきますが、それでも個体差が大きいので、ツアーで観察するためには、早起きの個体がいる巣箱を特定しておきたいのです。

出巣を観察する前に、まずは巣箱カメラにモニターを繋げ、中にムササビがいることを確認します。

 

「いるいる・・・」

 

ムササビはすでに目を覚まし、巣箱の中でグルーミングを始めています。少し離れて待っていると、しばらくして、ムササビが巣箱から顔を出します。

 

「おはよう」

 

観察には赤いフィルターをつけたライトを使用します。一般的に赤い色は夜行性の動物には見えにくい色と言われているからです。「全く見えていないのか?」と言われれば疑問ですが、少なくともライトをそのまま使用した時と比較すると、ムササビの嫌がり方は格段に少なくなります。

ムササビは巣箱の外の様子を確認し、そのまま出かける事もありますが、巣箱に戻って二度寝(?)する事もあります。顔を出したり引っ込めたりを何度も繰り返す事も・・・。しかし待っていれば、いつかは外に出かけて行くのです。

 

「行ってきま〜す」

 

巣箱から出たムササビは、巣箱の屋根によじ登ると木の幹をするすると登り、梢から滑空。闇の中へと消えていきます。

観察が終了したら、その日観察した巣箱とその出巣時刻、滑空の方向を記録します。翌日の担当者がそれを見て「今日はどの巣箱を観察しようか?」と判断するのです。これをツアー開始まで繰り返し、12ある巣箱の中から「見やすい巣箱」を特定。そこにみなさんをお連れする訳です。

空飛ぶムササビウォッチング」の開始まであと少しです。日没後はまだまだ寒い季節。暖かい服装に手袋、マフラー、帽子など、防寒をしっかりとしてご参加ください。

 

駐車場にある巣箱を街灯の明かりで撮影

 

大塚