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芽吹きが進んできました

今年の春は植物の成長が早く、例年なら連休中に満開になるオオヤマザクラは、連休前にほとんど散ってしまいました。遅れて咲くヤマザクラ、カスミザクラもほぼ終わり、軽井沢野鳥の森は新緑の季節を迎えつつあります。野鳥の写真を撮影していても、画面に緑が多く入るようになりました。

5月11日、遊歩道の巡回で軽井沢野鳥の森を歩きました。ミソサザイの沢では、名前の由来となったミソサザイが盛んにさえずっていましたよ(1枚目の写真)。ある程度撮影したところで、まだミソサザイがさえずり続けているので、そっと正面に回り込みました。アブラチャンの若葉の隙間から狙います。

 

ミソサザイ

 

周囲に若葉の前ボケが入り、目線の先に形がわかる程度にボケた枝葉が入りました。いい感じです。でもミソサザイのチャームポイントである短い尾羽が見えない。さらにそっと、左側に移動しました。

 

同じミソサザイ

 

なんとか尾羽まで、全身が入りました。光線も逆光から斜逆光になり、顔にも光が当たって、目のキャッチライトも明るく入りましたよ。

でもね〜、尾羽が下向いてるんだよね〜。ピンと上向きにフリフリしてくれると良かったのですが・・・。

ミソサザイの「尾羽フリフリ」は「つい動いちゃう」のではなく、ちゃんとディスプレイとしての意味があるようです。なので周囲に他個体がいない時には、フリフリする必要はないのでしょうね。こればっかりは彼の都合なので仕方ありません。それにしても随分長く、同じ場所でさえずっていました。画像データを見ると、最初の1枚から最後の1枚まで、10分を少し超えていましたよ。

 

キビタキ

 

どんぐり池に続く沢では、キビタキのオスが2羽、激しくなわばり争いをしていました。「ヒッヒッヒッ」と鳴きながら、姿勢を低くして相手を睨みつけています。こちらのオスは背中や翼が黒い成鳥でしたが、相手は後頭部や翼にベージュ色の羽毛が残る、若いオスでした。なわばりに侵入した若いオスを、追い払っていたのでしょうか?

 

同じキビタキ

 

ケンカに夢中なのか、すぐ近くの枝に止まって、こちらを気にしていないようでした。「半熟ゆで卵の黄身のよう」と表現される、喉のオレンジ色が鮮やかです。

この日は、地面から落ち葉を拾って運ぶ、キビタキのメスの姿も見ることができました。巣作りが始まったのですね。植物の生育が早い反面、夏鳥の渡来は遅れていた印象でしたが、ようやく賑やかになってきたようです。

今年の「早朝バードウォッチング」は5月23日まで開催します。新緑の森の中で、野鳥たちの子育てに関連する行動が見られるかもしれませんよ。

大塚

 

〜ピッキオは2022年4月で30周年を迎えました〜

ピッキオは軽井沢にて自然体験アクティビティをご提供しています。1992年の設立以降、長野県軽井沢町を拠点に「ツキノワグマ保護管理」と「ネイチャーツアー」を行ってきました。設立以来培ってきた30年のガイド技術と野生動物の専門的な知識をもとに、皆様を不思議と魅力にあふれた生き物達の世界へといざないます。軽井沢にお越しの際には是非一度ご体験ください。