今度、旅行会社経由でアメリカからバードウォッチングに来るお客様をご案内するので、その下見で安中市の妙義湖と、佐久市の東京電力杉の木貯水池の下見に行きました。
午前中はまず妙義湖へ。
最初に出迎えてくれたのは、茂みの中でさえずるガビチョウでした・・・。
ガビチョウ
今では軽井沢でもお馴染みになってしまった特定外来生物のガビチョウですが、侵入は群馬県側の方が早かったように記憶しています。ずいぶん前に碓氷峠の旧熊ノ平駅で、ガビチョウとクロツグミがお互いの鳴き真似をしながらさえずっていた事がありました。どちらも鳴き真似が上手な野鳥なので、聴き分けが難しくなって困ります。
ここ妙義湖は、オシドリの集団越冬地として知られています。私自身、数年ぶりに訪れたのですが、なんだかカモの姿が少ない・・・。対岸を双眼鏡で舐めるように探し、それらしい姿を望遠鏡で確認します。一応、オシドリの姿は確認。しかしオス3羽、メス5羽しか見つかりませんでした。今年は暖かく、結氷していない湖沼も多いでしょうから、越冬場所も分散してしまっているのかもしれません。
そのまま上流に向かって湖岸沿いの道路を歩き、川が流れ込むところでカワガラスのなわばり争いを観察して引き返してきました。観察できた野鳥は以下の通りです。
カワウ、マガモ、カルガモ、オシドリ、オナガガモ、コゲラ、ヒヨドリ、カワガラス、ルリビタキ、コガラ、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、マヒワ、カケス、ガビチョウ、計19種類。
ルリビタキ
帰り道、ルリビタキが道路沿いに出てきました。ガードレールに止まってあたりを見渡しては、食べ物を見つけると地面に舞い降りていましたよ。ツアー当日も出てきてくれると良いのですが・・・。
午後は佐久市の東京電力杉の木貯水池に向かいました。その様子はまた次の記事で紹介したいと思います。
大塚