



バードウォッチングのフィールド探索に行ってきました

昨年、アメリカからお越しになったバードウォッチングの団体ツアーが、今年もいらっしゃるということで、その前に下見しようと、佐久市の東電貯水池に出かけました(昨年の下見の記事はこちら)。
昨年のツアーでは、キジを探しに南軽井沢の農耕地に立ち寄ったので、念の為そこも下見。農耕地では、たくさんのカシラダカ(アイキャッチ画像)とカワラヒワに出会いました。でもキジは見つからず・・・。

カワラヒワ
ちょうど雪が降り始め、冬らしい写真になりました。
他に案内できる場所はないかと、移動途中に何ヵ所か、湯川に降りられる場所をチェックしました。ヤマセミを探していたのですが、残念ながら見つけられず、でもオシドリが群れている場所を見つけることができました。

オシドリ♂
写真にはオスが1羽しか写っていませんが、この奥には30羽以上のオシドリが泳いでいました。ただ警戒心が強く、車の中から観ていてもこれ以上近付いてきません。2月16日から渓流釣りが解禁になるので、川に降りる人も多くなります。ここでオシドリが観られるのはそれまででしょう。
佐久市の東電貯水池に到着。小雪舞う中、上空にはトビが舞い、カワウやアオサギが浮島の上に立っています。枝をくわえて積み上げているもの、すでに巣に座っているものもいて、繁殖が始まっている様子。水面にはマガモ、カルガモ、ヒドリガモ、カワアイサなどが浮いています。その中にミコアイサも発見。

ミコアイサ
南側を流れる千曲川に目を移すと、他にもオオバンやオナガガモ、コガモ、キンクロハジロ、ダイサギ、セグロセキレイ、ハクセキレイ、キセキレイなどがいます。シギ・チドリ類がいないかと双眼鏡やスコープで河原をなめるように探していると、カワセミが魚をくわえて石の上に立っていました。さらに遠く、対岸を探すと、タヒバリ、イカルチドリ、そして遠くてよくわからないけれども、たぶんクサシギの姿もありました。
雪も止み、貯水池の周りを歩きながら北側の滑津川に出ると、上空をオオタカが下流方向へ通過。喉が膨らんで変な姿でした。食事の後だったのでしょうか?
滑津川にもオオバンやカワアイサ、ミコアイサが泳いでいます。姿勢を低くして近付き、枯れ草の隙間から狙うと、なんとかそれなりの大きさでミコアイサのオスを撮影することができました。

ミコアイサ♂ その顔から通称「パンダガモ」
貯水池の周辺には他に、キジバトやハシボソガラス、コゲラ、シジュウカラ、エナガ、スズメ、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、モズなどが見つかりました。モズのメスが枝に止まっていたので、木の幹を遮蔽物に接近して撮影しました。

モズ♀ うしろの小枝が残念
この日は風が弱く、気温のわりに寒さを感じませんでした。ツアー当日も風が弱いと良いのですが・・・東電貯水池は風が吹くと、吹きっさらしでとても寒いのです。
大塚
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