
野鳥調査情報(2026年2月17日)

この冬は例年より雪がとても少ないです。先日、暖かい日があったので、軽井沢野鳥の森では日陰に凍って残っていた雪もほとんど溶けてしまいました。森ではあちこちの地面で、ガッサガッサと落ち葉を掻く音がします。双眼鏡で探すと、ツグミやアトリ、シメなどが落ち葉を掻いて木の実などの食べ物をさがしている姿が見られます。写真のシジュウカラも、落ち葉に埋もれながら食べ物をさがしていました。
さて、雪の少なさはこんなところにも影響を与えています。

2月17日のどんぐり池(その後の暖かさで溶けました)
どんぐり池が、流入口をのぞいてほぼ全面凍結。12月からずっとこんな状態が続いています。実は今年の秋頃から、どんぐり池への水の流入量が減っていました。はじめは井戸から水を送るパイプに問題が発生したと思ったのですが、どうやら秋以降の雨不足が原因ではないかと考え始めています。野鳥たちは流入口の狭い水面で水浴びをしていますが、水底で冬眠しているはずのヤマアカガエルたちは無事なのでしょうか? あと1ヶ月もすれば、ヤマアカガエルの産卵がはじまる季節です。
そんな2月17日、毎月恒例の「軽井沢野鳥の森」鳥類調査を実施しました。確認した野鳥は以下の通りです。
キジバト(声)、オオタカ、コゲラ、アカゲラ、アオゲラ(声)、カケス、コガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、ゴジュウカラ、キバシリ、トラツグミ、ツグミ、アトリ、ベニマシコ(声)、シメ、イカル、計20種類
まだまだ朝は氷点下の気温ですが、それでもキジバトやアオゲラ、ヒガラ、イカルがさえずっていました。キバシリは樹皮の隙間に出入りしていましたよ。もう巣作りの場所を探しているのでしょうか?

見事な保護色のキバシリ、どこにいるでしょう?
今回、撮れたのはたったこれだけ。ツグミやアトリは何十羽とカウントしたのですが、写真はちっとも撮らせてくれませんでした。
雪の話に戻りますが、私が軽井沢に来た今から30年ほど前は、クリスマス寒波で雪が積もると、そのまま春まで根雪になったものでした。雪かきをする回数も、いまよりずっと多かったです。雪かきが少ないのは楽で良いのですが、この降雪量の減少が、自然や生物にどのような影響を与えるのか、ちょっと心配ですね。
大塚
冬の軽井沢野鳥の森をご案内する「野鳥の森ネイチャーウォッチング」は朝10時出発です。開催日の確認やご予約はこちらから→「野鳥の森ネイチャーウォッチング」
