ムササビ巣箱を修理すると・・・
今年も3月13日から「空飛ぶムササビウォッチング」が始まります。先日その準備として、ムササビ用巣箱とその中に仕掛けられたカメラをチェックをしました(その時の記事はこちら)。結果、4つの巣箱で映像が映らず、修理が必要と判明しました。故障原因はカメラから伸ばしている延長コードであることがほとんどです。そもそもこのような配線は、雨風に晒される場所に裸の状態で設置しませんし、設置後は接続したままにするのが普通です。毎日抜き差ししたり、雨で濡れた状態で接続したりしないのです。そのため、延長コードの端子や、その付け根あたりがダメになる事例が多いのです。
新しい延長コードが届いたので、早速コードの交換を実施しました。巣箱を掛けてある木にはしごをかけて、ロープで幹に固定。ピッキオのスタッフ小沼が、ヘルメット姿で登っていきます。
巣箱を掛けたアカマツに登る小沼
この巣箱にムササビがいるのかどうかは、カメラの映像が映らないので判りません。はしごを掛けても出てこないので、恐らく不在なのでしょう。しかし、「もう手が届く」という瞬間、巣箱からムササビが飛び出し、すぐ隣にある別の巣箱に飛び移りました。素早い動きに、はしごを支えていた筆者は滑空の瞬間を撮り逃してしまいました。そしてムササビは、隣の巣箱から顔を出して小沼を凝視・・・。
「何するんだよう」
ムササビと小沼は、しばらく見つめ合っていました。
見つめ合うふたり
この後、巣箱のコードを新品に交換すると、映像は無事に見えるようになりましたよ。
さて、隣の巣箱もコードを交換したいのだけれど・・・。
さすがに1日に2回も追い出すのは気が引けたので、この巣箱のコードを交換するのは、後日ということになりました。
大塚