野鳥調査情報「2021年3月12日」
3月12日、毎月恒例「軽井沢野鳥の森」の鳥類調査を実施しました。
出勤時、「星野温泉トンボの湯」の前を車で通りかかると、横の芝生に座っている(?)アオゲラの姿がありました。路肩に車を停車して、車内から写真を撮らせてもらいましたよ。
地面をつついて、何かを食べているようでした。少し離れた場所にはもう1羽、オスのアオゲラがいます。ペアで芝生に降りて、朝ごはんだったようです。昨年も同じようなシーンを見たと思って調べると、2020年1月13日の記事に書いていました。同じ個体でしょうか?
寄り道を終え、予定よりちょっと遅れて調査開始です。確認された野鳥は以下の通りです。
コゲラ、アカゲラ、コガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、エナガ、ゴジュウカラ、キバシリ、ミソサザイ、カワガラス、ツグミ(声)、ルリビタキ、ベニマシコ(声)、ウソ(声)、ホオジロ、計16種類
曇り空でしたがそれほど寒くなく、森ではあちこちでさえずりが響いていました。カラ類にホオジロ、ミソサザイ、カワガラス、キバシリ、「ヒョロヒョロヒョロ…」とルリビタキのさえずりも聞こえます。姿を探すと、茶色い若オスでした。賑やかだった割には、確認できた種類は少なめ。朝一番に見たアオゲラも、調査中には出会えませんでした。
「ケレケレ」とキツツキ類のけたたましい声がしているので探していると、1羽が目の前の木に飛んできました。アカゲラのオスです(1枚目の写真)。もう縄張り争いが始まっているのでしょうか?
カラ類の中にも、ペアで行動している者がいます。このオスのシジュウカラは私に警戒したのか、身をかがめて「ジジジジ」と鳴いています。近くの地面には、採餌中のメスの姿が・・・。
おそらく、ペアの相手であるメスに、私に対する警戒を促しているのでしょうね。でもメスは知らんぷり(?)で食べ物探しに夢中のようでした。
まだまだ寒い軽井沢ですが、そろそろシジュウカラ達も巣作りの場所を探し始めることでしょう。庭に巣箱をかけるなら今のうちです。ピッキオでは4月3、4日に、巣箱作りワークショップ「ことり巣箱を作ろう」を実施します。巣箱を利用する野鳥の種類や掛け方のコツなどをお伝えして、実際に巣箱を作成、完成した巣箱はお持ち帰りいただけます。はじめて巣箱掛けにチャレンジしたい方、どう掛ければ良いかわからない方、是非ご参加ください。お庭でバードウォッチングを始めましょう。
大塚