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リスの食卓、ムササビの寝床

ずいぶん前からあるミズキの樹洞。本ブログにも度々登場しています。昨年の冬にはねぐら入りしていたアオゲラが何者かに襲われ(2020年1月16日の記事)、それ以前にはムササビが入っていたこともありました(2018年11月20日の記事)。そして先日、久しぶりにムササビが入っているのを確認しましたよ。遠くから双眼鏡で見たときは、しっぽがちょっとだけ見えていたのですが、穴のすぐ下を通り過ぎようとした時に「ばっ」と顔を出しました。

顔が穴の大きさギリギリに見えてきゅうくつそうですが、中に潜るとほとんど姿が見えなくなるので、内部はそれなりに広いのでしょうね。しばらくこのムササビが棲みつくのか、それともムササビにとっては仮の宿で、またアオゲラがねぐらに利用するのか、様子を見たいと思います。

 

ムササビの食痕

 

軽井沢野鳥の森の遊歩道を歩いていると、最近よくムササビの食痕が落ちています。カラマツの細い枝から、樹皮を剥いで食べた痕です。よく見ると、門歯の痕が残っていますね。某有名菓子◯ッキーのチョコレート部分だけを剥いで食べたようなので、「森の◯ッキー」と呼んでみたりしますが、「チョコを剥いだら◯リッツでは?」という声も聞こえてきます。

 

エビフライいっぱい

 

食痕といえば「森のエビフライ」と呼ばれるのが、リスの仲間が松ぼっくりを食べた痕跡です。軽井沢ではムササビとニホンリスの両種とも、この「エビフライ」を作ります。薪の隙間からはもう少し太くて不恰好なエビフライが出てくることがありますが、それは恐らくアカネズミの仕業でしょう。

先日は軽井沢野鳥の森で、苔むした切り株の上にたくさんのエビフライが乗っているのを見つけました。誰の仕業でしょうか?

ムササビは、基本的に樹上で生活しています。樹上で食べた松ぼっくりのカスが、都合よく小さな切り株の上に積もるとは考えにくいですね。ニホンリスは地面でも食べ物を探し、木の根や切り株など、ちょっと高くて見晴らしの良い場所で食事をすることが良くあります。アカネズミも地面で食べ物を探しますが、食べるのは倒木の下や土の中のトンネルなど、姿を隠せる場所でしょうね。

そう考えると、ニホンリスの可能性が高そうです。きっとフカフカした苔の切り株にニホンリスが座って、松ぼっくりの種子を食べた痕なのでしょう。この切り株はニホンリスの食卓というわけですね。

大塚